
「アメリカン・ドリーム」
という言葉が一時流行しましたが、
今は「チャイニーズ・ドリーム」という言葉が出てきていますね。
中国の改革開放路線に転換し、90年代には日系企業の中国進出が急激に加速しました。
2001年の北京オリンピック開催決定がされたタイミングがピークだったのではないでしょうか。
当時は「中国で作ったものを日本に輸入して販売する」というのが主流でした。
つまり、中国は「世界の工場」であったわけです。
今はどうでしょうか?
反日デモ、TPP、円安、東京五輪開催。
これらの影響を受け、当時約70%もの比率だった製造業が撤退。
現在はその比率約15%まで下がっています。
逆に30%しか占めていなかったサービス・技術系の企業(IT含む)が台頭。
中国のサブカルチャー文化のレベルはまだまだ低く、
日本の技術やノウハウを欲している中国企業は多数あります。
もちろん、チャイナリスクは考えられます。
しかし、「世界の工場」は「世界のマーケット」へ間違いなく移り変わっていっていますね。