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「アリババ・パスポート(Aパス)」会員は年間465万円以上を使う約4万人の上得意様

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昨日、驚くべき記事が目に飛び込んできました。
ネットショップ担当者フォーラムに掲載された「450万円以上もネット通販で買い物する中国人を囲う「アリババ・パスポート」の真相」という記事です。

アリババ社は2014年、招待制プログラム「アリババ・パスポート」をスタートしました。中国のオンライン消費の半分を占める「タオバオ」「Tmall」で、少なくとも年間30万元(約465万円)もの買い物をする“お得意さま”向けのプログラムです。

(中略)

中国では「Aパス」と呼ばれている「アリババ・パスポート」の会員数は明らかにされていません。4億人のアクティブユーザーを抱えるアリババ社のECサイトで買い物をする消費者の1万人に1人が「Aパス」会員だそうです。

アリババ社が定義する“お得意さま”とは、一般的な消費者の5.5倍も多く買い物をする人たちのこと。アリババ社のレポートによると、そのような“お得意さま”の数は2020年にはイタリアの人口と同等程度まで拡大。その数はなんと、6100万人まで広がる見込みだそうです。

多くの「Aパス」会員は、40歳以下の裕福な女性が中心で、海外ブランドが大好き。会員の60%が女性、40%が男性です。「Aパス」会員の60%は1980年以降生まれで、60%以上が世帯年収60万元(約930万円)以上の家庭で暮らしています(中国の平均世帯年収は110万円強)。

ネットショップ担当者フォーラム「450万円以上もネット通販で買い物する中国人を囲う「アリババ・パスポート」の真相

記事の中では、このAパス会員に向けて高級車マセラッティの新車(約1,550万円!)の先行予約を案内したところ、100台が「天猫(Tmall)」わずか18秒で完売したという事例も紹介されています。
ネットで、しかも、わずか18秒って・・・と驚きを隠せません。

tmall_maserati

中国のネット通販の成長速度は、日本のそれとは比較にならないほどのスピードで伸び続けています。
日本でも大手の楽天市場の2015年の流通総額が2兆6,748億円だったのに対して、アリババグループのタオバオ(淘宝网)の流通総額は35兆1,117億円、同じくアリババグループのTmall(天猫)が22兆2,723億円。
この2つのアリババグループの合計が57兆3,840億円と、楽天の25倍以上もの開きとなっています。

流通総額だけでなく、前年比においても楽天が前年比10.2%増だったのに対し、タオバオは前年比19.7%増、Tmallは前年比49.5%増と、成長速度も約2倍から5倍にもなっており、中国におけるECのマーケットがどれだけのポテンシャルを秘めているかが、おわかりいただけるかと思います。

そして、この成長を支えているといっても過言ではないのが、アリババ・パスポート(Aパス)会員というわけです。

アリババ社のレポートによると、「Aパス」会員の90%は、買い物の60%をオンラインで行っているそうです。平均的なオンラインショッパーの2.6倍の頻度で買い物を行い、10倍もの金額を消費します。

ネットショップ担当者フォーラム「450万円以上もネット通販で買い物する中国人を囲う「アリババ・パスポート」の真相

4億人のうち、1万人に1人がAパス会員ということは、約4万人がAパス会員ということ。
これを1,500倍の6,000万人にしようというのですから、もはや中国というマーケットを無視できないばかりか、これを中心に考えざるを得ないというところまで行ってしまう可能性すらあるのではないでしょうか。

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