スタッフブログ「What's ASIA」

2015年度の中国への越境EC市場規模は7,956億円と他国を圧倒

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、経済産業省から2015年度のEC市場規模に関する調査結果が発表されました。
ここでは、日本国内のEC市場規模だけでなく、越境EC(クロスボーダーEC)における市場動向についても取り上げられています経済産業省「「平成27年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」調査結果要旨」

この調査結果を見ると、日本から中国への消費者向けの越境EC市場規模は、7,956億円となっており、対前年比で31.2%の伸びとなっています。
日本やアメリカからの購入額と比べると3〜5倍もの伸びとなっています。

2015ec_figure2-1

中国における越境ECの伸びは、金額面においても、市場規模においても、成長率においても他国を圧倒しているといえるかと思います(中国の市場規模成長率は対前年比42.1%、主要国は11〜14%)。
全世界の約40%ものEC市場規模を誇る中国ですが、今回の経産省の調査結果における以下のデータを見ると、まだまだ伸びるポテンシャルを秘めていることが感じさせられます。

2015ec_figure6-5

総人口は日本の約13倍の13億6,427万人であるのに対して、インターネット普及率は6億7,258万人と、総人口の半分程度でしかありません。
日本のインターネット普及率が82.8%であるのと比べると、まだまだ普及しているとは言いがたい状況です。

しかしながら、EC市場規模においては、6,720億ドル(約69兆2,160億円、1ドル=103円換算)と、日本の896億ドルと比較すると、中国は日本の7.5倍もの市場規模となっています。
今後、さらにインターネット普及率が向上していくと、さらにこの市場規模が拡大していくことは想像に難くありません。

2015ec_figure2-2

上記を見ていただくと、2019年度には日本からの越境EC市場規模が、2015年度の2.94倍となる2兆3,359億円に到達する推計となっており、越境ECにおける期待値は非常に高いものとなっています。
ここではBtoC向けECだけに限ったものとなっていますが、BtoB市場においても同様のことがいえるでしょう。

中国向けの越境ECでは、BtoB向け卸がアリババ(1688.com)への出店、CtoCでの取引がタオバオ(淘宝网)への出店、BtoC向けがTmall(天猫、天猫国際)への出店と、出店モールが分かれてきます。
今後、特に伸びが期待されるのが中国のバイヤーに対しての卸となるアリババ(1688.com)への展開です。
国内企業でもまだ取り組まれている事例が少ないため、認知もそれほど高くはありませんが、閉塞する国内市場からの脱却を図っていく上では、視野に入れておくべき手段になっていきますね。

2015ec_img2

関連記事

  1. 中国政府による越境EC政策の変更は日本企業にどのような影響をもた…
  2. アリババ.1688
  3. 中国越境EC最新レポート:貿易が落ち込む反面、越境ECは急拡大を…
  4. 「アリババ・パスポート(Aパス)」会員は年間465万円以上を使う…
  5. 中国人は越境ECサイトをどうやって見つける?
  6. 中国ビジネスで成功するための必要条件 〜アリペイの活用とチャレン…

スタッフブログ最近の記事

PAGE TOP