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WeChat決済への注目高まる! しかしインバウンドプロモーションに課題感

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一昨日(2016年8月24日)の日経1面は非常にインパクトがありました。
記事の内容は、「中国スマホ決済、日本でも」(会員限定記事)。
取り上げるのが少し遅れてしまいましたが、ご紹介します。

中国でスマートフォン(スマホ)を使った電子決済サービスが急拡大し、日本企業に商機を生み出している。2016年の市場規模は前年から3割強増え、円換算で200兆円に迫る勢いだ。世界最大規模になった中国の「スマホ決済圏」は訪日中国人が増える日本にも広がる。中国で主流の簡易型は小規模店舗でも導入しやすく、普及すれば日本のスマホ決済の多様化につながる見通しだ。

2016年8月24日付日本経済新聞中国スマホ決済、日本でも

当ブログでもWeChat決済について書いた記事が非常に多くのアクセスを集めており、日に日に関心度の高さを感じさせられています。
その上、具体的なお問い合わせも増えてきており、WeChatプロモーションから、中国版食べログ「大衆点評」まで、インバウンドをさらに活性化させようという動きが強まっている状況です。

WeChat決済(WeChat Pay:微信支付)についての詳細は、以前の記事「WeChat Paymentを使った決済が日本でも活性化する!」をご参照いただくとして、ここでは中国におけるモバイル電子決済市場について見てみたいと思います。

中国の調査会社、比達咨詢によるとスマホなどの移動端末を使った決済市場は15年に9兆3千億元(約140兆円)。17年は15兆元に増えると見込む。スマホ決済の米大手、スクエアは15年の決済処理額が約3兆6千億円。単純な比較はできないが、中国の規模は群を抜いている。

電子商取引大手アリババ集団の「支付宝(アリペイ)」がシェア72%。騰訊控股(テンセント)の「微信支付(ウィーチャット・ペイメント)」が続く。こうしたインフラに慣れた中国人が大挙して日本を訪れるようになり、両社は日本での扱い店舗を拡大している。

2016年8月24日付日本経済新聞中国スマホ決済、日本でも

電子決済全体では、アリペイ(Alipay:支付宝)のシェアが43.3%、WeChatを提供するテンセント(腾讯控股)のテンペイ(Tenpay:财付通)が20.1%となっています(2016年第一四半期)が、モバイル決済となると、アリペイが圧倒的なシェアを誇っているのが現状です。

他の資料によると、同じく2016年第一四半期において、支付宝(アリペイ)が63.41%のシェアで、続く财付通(テンペイ)が23.03%。このうち、84%が微信支付(ウィーチャットペイ)となっています。
調査会社によって数字が大きく異なっていますが、アリペイの圧倒的な牙城をテンセント率いるWeChat Payが猛追しているといった状況でしょう。

ここにきて、WeChat決済(WeChat Payment)が大きく注目されるようになってきたのは他でもなく、8億人のユーザーを有しているWeChatの影響力と言っても過言ではありません。
また、記事の中でも触れられていますが、WeChat決済させることによって、自店のWeChatアカウントへのフォローを促すことができ、帰国後も購入者を自店のファンにすることができる手段を有している点も、大きな理由の一つでしょう。ここがアリペイとの一番の差です。
そして、その先にある越境ECへの誘導。これが大手が狙う爆買いの次の市場です。

一方、大手が徐々に導入を始めているのとは裏腹に、中小規模以下の店舗においては、導入に二の足を踏んでいるのが現状です。
その理由はさまざまですが、どうすれば中国人観光客を呼び寄せることができるのか、来店した中国人観光客に対してどのように接客すればいいのか、といった課題が多く聞こえてきます。
あとは、クレジットカード決済同様、手数料が発生することを理由に挙げられることもあります。

少し話が脱線しましたが、中国人観光客による爆買いにも陰りが見えてきた中、訴求力を高めることなしに、継続的に訪日観光客を呼び寄せることはできません。
旅行前の情報収集段階から、旅行中でのアプローチ、買い物時の最後の一押しなど、各段階において否定的要素を取り除いていくことが不可欠です。

今月は特に中国市場に関するニュースも多く飛び交っているように感じます。
実際、当社への問い合わせも激増しており、今を逃しては、他社に圧倒的な差をつけられかねない状況にあるとも言えます。
WeChat決済も申込が殺到している状況で、審査に時間を要しており(現在2ヶ月待ち)、今からでもすぐに導入することはできません。

 

他店に先駆けてWeChat決済を店舗に導入することをご検討の場合は、WordsWarpお問い合わせフォームよりご相談ください。
導入方法から、導入後のプロモーションまで、フォローさせていただきます。

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