
今日(7月15日)、LINEが昨日のニューヨーク証券取引所への上場に続き、東証1部に上場しました。
時価総額が1兆円にものぼるようで、日米を通じて今年最大の上場になるとのこと。
というわけで、今回は海外の情報サイトからの中国最大のSNSであるWeChatに関する情報をご紹介します。
(China Internet Watch – “China social media users compared: Weibo vs WeChat vs Momo”)
WeChat(微信・ウェイシン)と言えば、7.6億人が利用するメガSNSですね。
一方、Weibo(微博・ウェイボー)も、中国版Twitterと呼ばれ、アクティブユーザーが2.6億人のSNSです。
この2つ、どっちをどのようにプロモーションに活用すればよいのか、どういった違いがあるのか、といったご質問をいただくことも多くありますが、これに答える調査結果が掲載されていました。
まず年代別のユーザー比較です。
Weiboが20代に多くユーザーが集中していて(46.2%)、年代が上がるほどWeChatよりもユーザー割合が減っています。
一方のWeChatは、40代以上でも20.1%のユーザーがいることが特徴的です。
次に月収での比較です。
人民元での記載ですのでイメージがつきにくいのですが、月収での比較がされています。
5,000元で約80,000円(1元=16円換算)になりますので、かなり低いという印象を持ってしまいますが、タクシー運転手の場合、上海での平均月収が4,000〜5,000元、北京での平均月収が3,000〜4,000元と言われています。
全国平均でも、かなりの格差があるため4,000元ぐらいが平均月収と言われています。
その前提で見ると、Weiboは低所得層(3,000元以下)で61.9%、WeChatは60.6%といずれもボリュームゾーンが低所得層にあることがわかります。
最後に、何を目的としてアプリを使用しているかです。
Weiboは、
1位 最新情報の取得 72.4%
2位 興味のある情報のフォロー 65.5%
3位 お役立ち情報の取得 59.7%
4位 有益な情報の共有 56.1%
5位 話題になっているニュースへのコメント 46.5%
WeChatは、
1位 友人との交流 80.3%
2位 最新情報の取得 50.2%
3位 有益な情報の共有 49.6%
4位 お役立ち情報の取得 49.1%
5位 興味のある情報のフォロー 45.8%
特徴的なのは、WeChatが友人との交流や情報の取得、拡散が中心であるのに対して、Weiboの方は情報の取得に重きが置かれている印象を受ける点です。
新しい情報はWeiboで入手して、WeChatで拡散・共有をする。
そんなイメージが見えてきますね。